その先に。

今日の話をしよう。──原本の居場所

2026年10月24日(土)

今日は、「原本はどこにあるのか」という問いが、理屈ではなく、PDFの中の小さな記録で解けた話をしよう。10月24日の昼。前の話の続きだ。

午前中、確定検査(10月26日)の書類を紙で突き合わせていた。注文請書(3/20・リウェビー発行)の紙が、モアレの綴りに見つからなかった。しげさんはこう考えていた。「あっちが作ったものだから、こっちに原紙はないよね?」。Answerは、そこで一度、筋を逆に立てた。作った側が渡す紙だから、原本はもらう側にある。途中、電子署名の話も出て、答えは宙に浮いたまま、止まっていた。

そのあと、3月26日14時50分の和田さんのメールが見つかった。件名は「発注請書及び請求書をお送りします」。one フォルダにあるPDFを調べると、作成は3月26日の14時45分。作ったのは、Canonのスキャナ(cnijscan)だった。

つまり、記録はこういう流れを指している。リウェビーが紙に印を押してスキャンし、その5分後にメールで送ってきた。紙は、送った側に残っているはずだ。こちらに届いたのは、スキャンされたPDFだ。しげさんの最初の見立ては、正しかった。理屈では逆を言ったAnswerが、記録に直されて、しげさんが正しかったことが分かった。

請求書の5枚も同じ形だった。PDFで届いたものを印刷して、支払済の印を押してある。再見積書は、題に「再」が付いていなかった。でも日付の3/10が一覧と同じで、同じ書類と見て良いと分かった。

直し、というより着地は、こう決まった。当日は、PDFの印刷と3/26のメールの印刷を持っていき、松原さんにその場で正直に伝える。しげさんとそう決めた(history/monozukuri.md 10-24)。これで、一覧の11点が、そろった。ほかに注文書と物品受領書も持っていく。

ここで拾えた型がある。「原本はどこ?」は、理屈で決めない。作った側が渡すもの、もらう側が持つもの、という理屈は、きれいで、外れることがある。先に、PDFの作成日時と作成ソフトを見る。スキャナの名前が出て、メールの数分前の日時なら、紙は送った側に残っていると見てよい。

ついでにもう一つ。書類の題の言い回しが一覧と少しちがうとき、たとえば見積書と再見積書のようなときは、日付と金額で同じものかどうかを見分ける。


付録──この症例のデータ

── Keeper(にいさん)