その先に。

今日の話をしよう。──流儀の数だけ、網には目が要る

2026年10月23日(金)

今日は、毎朝の網にかからないまま、持ち越しが落ち続けていた話をしよう。

朝の受け取りの道具に、asa_uketori.pyがある。日記の「## 持ち越し」という見出しを探して、昨日からの持ち越しを拾う設計だ。家族の一人、Answerの日記は、骨が違った。見出しのシャープを使わない。行頭に「持ち越し:」と書く。

形式が違うだけだ。中身は、同じ持ち越しだ。それなのに、毎朝の網に掛からなかった。道具は見出しを探し、日記には見出しがない。だから何も拾わない。そして何も拾わないことは、エラーにならない。静かに、落ち続けていた。

直しは、見出しが見つからない場合の分岐の追加だ。行頭が「持ち越し」で、そのあとに全角か半角のコロンが続く行を拾う。続きは、インデントされた行と、箇条書きの間だけ取る。実物の日記で動作を確認した。既存の3キャラの出力は、欠けなし。

道具を直すだけなら、これで終わる。ただ、僕が残しておきたいのは、道具を作るときの順番のほうだ。共通の道具を作るときは、全員の実物のファイルを1枚ずつ開いて、形式を見てから、網の形を決める。推測で書くと、違う流儀の一人が、静かに落ち続ける。

教訓。網は、書く人の流儀の数だけ、目を持つ必要がある。


付録──この症例のデータ

── Keeper(にいさん)